2019年06月12日
本当に怖い、歯周病!?
こんにちは!歯科医師の菅原です。
めっきり暑くなってきましたね。今からこんなに暑いと夏本番が怖いですね。
今日は意外と知られていない、歯周病と全身の病気のお話です。
歯周病は日本人の8割以上が感染している感染症です。
一般的に知られているのは、臭いや歯が抜ける原因になるって事じゃ無いでしょうか?
歯周病は単なるお口の中の事だけではなく、全身の健康状態とも密接に関わっています。
歯周病が関係する全身の病気はこんなにあります。
- 糖尿病
- 心筋梗塞
- 低体重児、早期出産
- 誤嚥性肺炎
- アレルギー
- 便秘
特に心筋梗塞と誤嚥性肺炎は高齢者の死因の上位に上がってくる病気です。
歯周病ってこんなにも多くの病気に関係している事に驚く方も多いともいますが、これらの死因の患者さんを調べてみると、歯周病の病原菌が多くの確率で肺や心臓から検出されます。
これらの病気を予防する方法は、毎年人間ドックに通うのと同じように、定期的に歯科医院に通い口腔内の歯周病菌を把握し、衛生士さんのクリーニングとブラッシングで歯周病菌を効果的に減らす事です。
当院では、定期的に患者さんのお口の中の菌を取って位相差顕微鏡で菌の画像をお見せします。『うわ、こんなに菌っているの?』って驚かれるかも知れません。
どんな菌が居て、どの位菌が活動的なのかを知る事で、それぞれの患者さんのお口の中にあったブラッシングや歯磨き粉を提案し歯周病菌を確実に減らして行きます。
歯周病の予防には自宅での歯磨きがとても重要になってくるので、一緒に頑張って行きましょう。
何か不明な点などありましたら、遠慮なく来院時に歯科医師、スタッフにお聞きください。
2019年06月5日
こんにちは、歯科医師の平形です。
現在、尾島デンタルクリニックには7名の歯科医師がいます。
みんな勉強熱心で、休日などを利用して、セミナーや学会へ出かけています。
常に新しい情報やスキルを学ぶことで、日々の治療に活かせるように取り込んでいます。
私は先日、「嚥下補綴」という分野の勉強会へ出かけてきました。

日本は今、超高齢社会へ突入しようとしています。
皆さん、いくつになっても元気に、ご自分のお口からお食事したいと思っていると思います。
ただ、どうしても舌をはじめとして、飲み込みに必要な筋肉が衰えてきてしまうこともあるでしょう。
そんな時に、使用している入れ歯に少し工夫を加えて、更に筋力トレーニングを行うことで、飲み込みの回復を目指す、という分野です。
最近、少し飲み込みにくいかもしれない…と心配している、という方がいらっしゃれば、お近くの歯科医師、スタッフにお声がけ下さい。
また、尾島デンタルクリニックには、口腔機能の低下を簡単に調べることが出来る機械もありますし、その人に合わせた筋力回復のトレーニング法もご提案させていただいております。
気軽にご相談していただけると嬉しいです。
我々は、通院が難しくなってしまった高齢者の方のご自宅や施設にも、往診も行なっています。
皆さんがいくつになっても、楽しくお食事が出来るお手伝いが出来るように、これからも勉強してまいりますので、よろしくお願い致します。
2019年05月31日
こんにちは、歯科医師の鈴木です。
5月とは思えない暑い日が連日続いていますね。今年の夏はどのくらい暑くなるのか今から心配です、、、
さて、本日は当院でも力を入れている取り組みの一つである「コンサル」についてお話しします。
コンサルとは、コンサルティングの略で、患者さんの抱える問題や悩みなどに対して、専門家の立場から相談にのったり、指導したりすることを意味します。
当院ではコンサルにもいくつか種類があります。
皆様が初めて当院に来院されたときに、最初に行なわせていただくのも、このコンサルになります。
初めて来院された患者さんや久しぶりに来院された患者さんを対象に、皆様の現在抱えているお悩みをお聞きしたり、当院のシステムをご説明し、その後の治療がスムーズに進むように取り組んでいます。
また、治療中につめ物やかぶせ物が必要になったときに受けていただくコンサルもあります。
ここでは、つめ物やかぶせ物について、どのような種類があって、それぞれどう違うかの説明をさせて頂いています。
「見た目が良いもの」
「むし歯になりにくいもの」
「長持ちするもの」
「体に優しいもの」
「金属アレルギーの心配がないもの」
など、求めるものが人それぞれ異なってくると思います。
患者さん一人一人に合わせて、何が一番良いのかを一緒に考えていきます。
このように、当院では、皆さまのお口の中をただを治療するだけではなく、歯科に関わる知識や情報などを提供することも大事な仕事だと考えています。
皆さまのお口の健康を守るためには、何が必要か、どんな治療方法があるのかなど、一つ一つ丁寧に説明し、皆さまに一番良い治療を選択していただけるように、これからも取り組んでいきたいと思います。
どんな小さな疑問や悩みでも構いませんので、お気軽にご相談ください。
2019年05月26日
こんにちは。
食べることが大好きな歯科医師の今野です。
みなさんは「噛みんぐ30(カミングさんまる)運動」をご存じですか?
これは厚生労働省の提唱している運動で、一口30回以上噛むことを目標としています。
30回というのは、窒息防止や五感での味わいを考慮し、従来から噛む回数の目安とされています。私も幼い頃、母に「30回噛みなさい!」と育てられたものです。
しっかり噛んでものを食べることでたくさんの良いことがあります。
①左右の歯でバランスよく噛むと、唾液がよく出るので、汚れが付きにくくなります。
②よく噛むことは消化吸収を助けます
③ホルモン分泌が高まり、食欲が抑えられます。
④ゆっくり味わうことでうす味・少量でも満足感が得られます
⑤高齢者の方やお子様では特に、窒息予防になります。
⑥よく噛むことは脳の広い範囲が活動する運動であることから、脳の活性化になります
⓻心の満足度が得られストレス防止になります。
じっくり噛むことは食べ過ぎを抑制するだけでなく、噛むことによって得られる満腹感は、満足感をもたらしてくれるので、リバウンド防止にもつながると言われてます。
近年、欧米型の食品の普及により、やわらかい食品が日本人に好まれるようになりました。そのような食により、次第に噛む回数も減りつつあるようです。
一方で、玄米や雑穀は食物繊維やミネラルが豊富で、健康に有益であると年々評価が高まっています。雑穀や大豆、野菜を用いた伝統的な日本食は、咀嚼回数が自然と増える健康食です。
健康な歯を保って、歯ごたえのある日本食を楽しくじっくり味わい、みんなで健康になりましょう。
ここで、「だらだら食べはむし歯になると聞いたけど…?」と思った方、おっしゃる通りです。
グミやキャラメルなどをいつも口に入れているようだとむし歯になってしまいますね。何でもゆっくり食べればよいという訳ではありません。
来月は、むし歯になりやすい食べ物・食べ方についてお話します。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
2019年05月19日
こんにちは、院長の林崎です。
すっかり季節も春になりまして、暖かくなってきましたね。
もうすぐ梅雨に入ってしまいますので、個人的には今が一番過ごしやすい時期なのではないかなと思っています。
さて、本日は知っておくと何かと便利な「乳歯と永久歯の違い」についてお話しします。
特に一人目のお子様のお口や歯のことは新米ママさんなどはとても悩むことが多いので、少しでも参考になれば幸いです。
「本数」
乳歯は全部で20本、永久歯は28本です(永久歯は親知らずを抜いた数になります)食べるものの違いもですが、歯が生える顎(あご)の大きさが違いますので、本数にはかなりの差があります。
「色」
実は色も違います。簡単に表現すると乳歯のほうが白っぽくて、永久歯のほうがクリーム色をしています。時々、「うちの子の歯が生えてきたのだけれど、色が変!」と慌てて相談に来る方がいらっしゃいますが、ほとんどのケースは単なる色の違いなので心配はいりません。
ですが、たまに形成不全といって本来の色ではないこともありますので、心配な方は遠慮なくご相談くださいね。
「硬さ・むし歯のなりやすさ」
細かい違いはいっぱいあるのですが、一番大事なことはこれです。
乳歯はやわらかく、永久歯よりもとてもむし歯になりやすいのです。むし歯かな?と思っていると、乳歯の場合は一気に深くなることがあるのは、これが理由です。
歯磨きを頑張ることはもちろん、定期的に歯医者さんで診てもらうことや、フッ素やシーラントで予防することが大事です。
もちろん、永久歯も乳歯よりもむし歯になりにくいと言っても、むし歯にはなります。特に生えてから2年くらいは歯が完全に硬くなっていないので、とてもむし歯になりやすい時期です。この時期は乳歯と同様に予防に力を入れるのが良いと思いますよ。
一生使う永久歯はもちろん、乳歯も大切な働きがありますので「抜けるから」などと思わずに大事にしていきましょう。
何か不明点などありましたら、遠慮なく来院時に歯科医師、スタッフにお聞きくださいね。
2019年04月17日
「医院ブログ」を新設いたしました。
今後ともよろしくお願いいたします。