お口の乾燥、気になりませんか?|太田市歯科医院
2023年01月6日
皆さん、こんにちは。歯科医師の平形です。
朝晩も冷え込み、私も日に日に、暖房に頼りっきりとなり、その分”乾燥”とも戦う日々にございます。
皆さんは何かの『乾き』にお悩みではないでしょうか?
私は”ドライアイ”で、夕方になると症状に苦しむこともあります。同じお悩みの方もいらっしゃることと思います。
また、患者さんから『口の乾き』について相談されることも度々ございます。
目の乾きは涙、お口の乾きは唾液が影響していますが、どちらも体内の水分量と関係します。
1日の水分の摂取量の目安として、「2リットルのお水を飲んでね」という目標をよく耳にすると思います。
実は、一般的な唾液量も1日に1.5リットルほどになります。
ほかにも尿や汗、涙・・・水分はあらゆるところで必要になるため、もともとの水分の摂取量が足りなければ、至るところで、枯渇して、カサカサしてきてしまうわけです。
唾液量が少ないと、滑舌が悪くなります。ヒリヒリしたり、ネバネバするような感覚がある方もいらっしゃいます。
そして唾液には、お口のバランスを整える機能があります。そのため、唾液量が少ない人は、むし歯や歯周病が進行することも考えられます。
もちろん、唾液量の低下は水分量による影響だけでなく、加齢や病気も原因として挙げられます。
唾液線を刺激するマッサージもおすすめしておりますので、こちらは次回の私のブログでお伝えできれば、と思います。
これからの季節、皆さん寒いとなかなか水分を摂取することに意識が回りにくくなるものです。
水分が足りなければ、なにも乾燥するだけではなく、高血圧や脳梗塞のリスクにもつながります。
いつもより少し意識をして、コップ1杯をプラスして飲む習慣をつけてみると、体内の水分バランスが整えることが出来るかもしれません。
そんな日常の小さなきっかけから、皆さんの健康をサポートさせていただければと思います。
今、この文章をPCで打ち込む自分の指を見たら、ささくれが見つかりました。
アルコールでの手指消毒が生活に定着しているこの時代では、ハンドクリームも手放せませんね。
乾燥を好むウイルスたちに打ち勝つためにも、しっかり保湿していきましょう。