2022年03月14日
こんにちは、歯科医師伊藤です。
今回はマウスピース矯正インビザラインの治療中に注意すると良いポイントをお話ししようと思います。
インビザラインはマウスピースを装着して行う矯正治療です。
そのため、しっかり自分で使用しないと歯が動きません。
1日20時間以上は装着する必要がありますが、お食事の際には外して食べることができます。
このメリハリが必要なことがインビザラインの注意点1つ目です。
続いて、インビザラインを行う際にアタッチメントと呼ばれるボタンを歯の表面に装着しますが、そのアタッチメントが外れてしまうことがあります。
外れてしまってもすぐに問題が起きるわけでは無いのですが、外れてしまった場合には再装着を行う必要があります。
これが注意点2つ目です。
最後に、注意点3つ目は歯の移動に伴い、咬み合わせなどに変化があることです。
治療途中で一時的に咬みにくくなったり、ものが詰まりやすくなる場合があります。
最終的には咬み合わせも整い、隙間も閉じるので問題はありませんが、治療途中ではこのような変化が起きることも注意が必要です。
以上のように注意点はありますが、インビザラインは見た目も良く、食事も美味しく食べられるため、患者様にも受け入れられやすい矯正治療です。
注意すべきポイントをしっかり把握しておけば、快適な矯正ライフを送ることが可能なので、歯並びを治したい方は参考にして頂ければと思います。
今回はインビザラインの注意点についてのお話しでした。
2022年03月2日
こんにちは、歯科医師の鈴木です。
本日は、小さなお子さまがいらっしゃるお母さん、お父さんからよく質問を受けるフッ素はいつから使った方がいいのか?についてお話します。
まず、フッ素はなぜ使った方がいいのか?についてご説明します。
歯科において、フッ素の利用方法は、ご家庭での歯磨きジェル・歯磨き粉やフッ化物洗口、歯科医院での高濃度フッ素塗布などいくつか種類があります。
その中で、0歳・1歳・2歳・3歳のお子さまが利用できるフッ素はご家庭での歯磨きジェルと歯科医院での高濃度フッ素塗布の2つがメインになります。
これらを利用することで、歯がむし歯になりにくくなったり、むし歯になりかけている歯(白濁)が改善するなど、むし歯予防にはフッ素の利用が最も効果的だという研究結果も出ています。
では、いつから始めるか?についてですが、これについては、歯が生えたら始める!が良いかと思います。
子どもの歯(乳歯)も大人の歯(永久歯)も生えたばかりの時期がむし歯になりやすいと言われています。
ご家庭でのフッ素入り歯磨きジェルを毎日使用し、数ヶ月に1回歯科医院で高濃度フッ素塗布を受ける。この2つをしっかり行うことがむし歯予防にはとても重要です。
また、時々「フッ素って身体に悪いんじゃないの?」という心配をされる方もいますが、フッ素は私たちが日頃から食べている多くの食べ物の中にも含まれています。
おそらく多くの方が心配されているフッ素中毒などは、フッ素を過剰摂取した場合に生じるもので、上に記載したような歯科でのフッ素の利用でそのようなことが起きることはまずありません。
正しい時期に正しくフッ素を使うことで、その先の何十年もの間にむし歯になるかどうかが左右されてしまう可能性もありますので、小さなお子さまがいらっしゃる方でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。