2020年06月27日
こんにちは、歯科医師の嶋崎です。
だんだんとあったかくなってきましたね。
気温の変化に関係なく、手洗いうがいなどの感染対策は日々行いましょう。
さて、本日は、子どもの歯磨きについてお話をしようと思います。
お子さんの中には、歯磨きを嫌がる子もいますよね。
かといって、歯磨きをしないわけにはいきません。
基本的に、子どもが歯磨きを嫌がる理由は「こわい」、「いたい」、「ねむい」などがあります。
「いたい」に関しては、
① 歯ブラシのブラッシング圧が強い
② 歯ブラシを大きく動かしすぎている
③ 上唇小帯を指でカバーしていない
などの原因が考えられます。
また、お子さんが歯磨きを嫌がることにより、自分の歯ブラシが下手なせいだと思ってしまい、おそるおそる歯磨きを行うと、自信のなさが子どもに伝わり、より歯磨きを嫌がってしまうことがあります。
お口の中は、体の中でもとくに敏感な部分です。
歯磨きを嫌がるお子さんには、歯磨き前に顔や歯茎を優しく指で触れて、リラックスをした状態で歯磨きを始めましょう。
お子さんに優しい声掛けをしながら、時には歌いながら笑顔で歯磨きを行い、楽しい雰囲気を作り出し、お父さんお母さんが歯磨きを楽しんでいる姿をお子さんに見せることが、歯磨きを、嫌なものから楽しいものへ変えるきっかけになっていきます。
また、お子さんが大きくなってくると、自分で歯磨きを行うようになり、仕上げ磨きを行わなくなる傾向があります。
しかし、子どもの小さな手では歯ブラシをうまく動かすことは難しく、上手く磨けていないことがほとんどです。
むし歯や歯肉炎にならないためにも、10~12歳位までは、必ず仕上げ磨きを行うようにしましょう。
歯磨きの仕方でわからないことがあれば、ご気軽にご相談ください。
2020年06月18日
こんにちは、歯科医師伊藤です。
全国的な新型コロナウィルスの感染拡大も落ち着いてきましたが、以前より歯科医院でも感染予防対策に力を入れております。
当院では感染拡大前から院内感染予防のため、消毒滅菌の取り組みに力を入れてきました。
日頃から消毒滅菌に関するミーティングを開き、院内システムの改良を繰り返して来ました。
今回のコロナウィルスの感染拡大を受け、より一層感染予防の意識を高め、スタッフ一丸となって安全な歯科医院を運営できるよう日々取り組んでおります。
器具の個別滅菌はもちろんのこと、一人一人使い捨てできるディスポーザブル器具の使用、診療台の毎回清掃、全スタッフのマスク、フェイスシールドの常時着用、スタッフの手指消毒、換気、清潔域不潔域の分離など様々な対策を実施しています。
安全な歯科医院を目指し、皆様に安心して通院して頂けるようこれからも全力を尽くして行きたいと考えております。
今私達に出来ることは、院内でできる感染予防をしっかりと行っていくことと適切な歯科治療を提供することです。
皆様にもご協力頂き、治療前の問診票やマスクの着用、待合室の制限などをお願いしているのも対策の一つです。
お手数おかけしますが、ご協力頂けると幸いです。
2020年06月8日
歯磨きについて
こんにちは、歯科医師の菅原です。
まだまだコロナで大変ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
今まで僕は歯周病の話をしてきて歯周病の怖さやどの様な病気かわかっていただけたと思います。
今日は歯磨きの話です。
まず根本的な話ですが、歯磨きは口腔内の汚れを取るために行います。
口の中に汚れがあると早くて3日ぐらいでむし歯になると言われています。
むし歯になってからだと歯は、2度とむし歯前の状態に戻ることはないので、まずしっかり歯磨きをするということが歯科治療で大切です。
「むし歯になるの3日かかるならそんなに頻繁に磨かなくても良いじゃん」、て思う方もいるかもしれないですが、それは違います。
歯磨きはどんなにうまい人でも15%から20%の磨き残しがあると言われています。
毎回100%でやっても汚れが残っていることがあると言うことです。
要するに、1日3回の歯磨きを一生懸命やる事で限りなく汚れを0に近づけることが目標な訳です。
汚れをしっかり落とすためには、汚れが何処に溜まりやすいか知っている事も大切です。
汚れが残りやすい場所は歯の溝の部分、歯と歯の間、歯と歯茎の間です。
また患者さんそれぞれで汚れやすい場所も違うので、それぞれ衛生士が指導して行きます。
この汚れやすい場所を意識して磨きます。
そして歯ブラシだけでは、歯と歯の間の部分は磨き残しが多くなるのでしっかりフロスを使いましょう。
歯磨きは歯科治療の基本なので皆さん頑張って行なっていきましょう。
歯磨きの詳しい方法などを知りたい人がいらっしゃいましたら、当院の歯科医師、スタッフに遠慮なく聞いて下さい。