2020年02月22日
【子供の歯の矯正】
こんにちは、歯科医師伊藤です。
先日マウスピース矯正インビザラインのセミナーに参加してきました。
今回は小児用のインビザラインである「インビザラインファースト」という治療法のセミナーでした。
インビザラインは世界中で人気があり、信頼できるマウスピース矯正治療の方法です。
全世界で700万人の方が実際にインビザラインで矯正治療を行っていると報告されています。
中でもインビザラインファーストはとても新しい治療で、大人用のインビザラインの知識やノウハウを集結し、完成した治療法といわれています。
インビザラインファーストが良い点は、小学生の時期から矯正をスタートすることで将来の歯並びを早期に改善できることです。
大人になってから矯正をすると抜歯をしなければいけなかったり、治療期間が長くなったり、大変なことが多くなります。
一方小学生の頃から矯正治療をスタートすると、顎の成長を利用できることや、将来生えてくる歯の大きさを想定して事前にスペースを作ることができるため、スムーズな歯の生え変わりを誘導することができます。
子供の頃に獲得できた歯並びはその子にとって生涯の財産になること間違いないでしょう。
綺麗な歯並びは見た目の問題だけではなく、歯周病や虫歯を防ぐことにもつながります。
子供の頃から歯並びを綺麗に整えてお口の健康を生涯にわたって保てるよう矯正治療を考えてみてはいかがでしょうか?
お子様の年齢や歯の生え変わりの状況によっても方法が変わりますので、ご希望がある方はぜひご相談ください。
2020年02月14日
こんにちは、歯科医師の平形です。
実は、私はお料理教室に通っています。
教室と言いましても、毎週あるものではなく、シーズン毎にあるもので、先週はクリスマスにちなんだお料理を作ってきました。
お料理を習い始めてから、お料理は化学なんだな、と感じています。
このお野菜をこういう風に切れ目を入れる意味や、ここで煮汁に旨味を閉じ込める、など…最近1番驚いたのは、プロは使う油の沸点によってお肉の焼き加減を調節することが出来る、というものです。
バターは沸点が低いのでかなりレアな状態で表面に焼き目が付きますが、サラダ油は沸点が高いので中まで火が通った状態で焼き目が付くそうです。
日頃のお料理している方には当たり前なのでしょうが、私はなるほど!としっくりきました。
嚥下の勉強をしている私にとって、食事は仕事からも切り離せません。
訪問で伺う患者さんは飲み込む能力が落ちてきてしまっている方もたくさんいます。
患者さんにとって、どのような食形態が丁度いいものなのか考えることも、我々のお仕事の1つです。
また、お子さんもそうです。味を感じるのは舌の上にある味蕾という場所です。
3歳までの食事が味蕾の基礎、つまりその人の味覚を左右するそうです。
また硬いものを食べると顎が育つ、という話も聞いたことがあると思います。
しかし、ただ単に硬いものではなく、食物繊維が多いものが望ましく、少し大きくゴロッとした状態で、たくさん噛むことが良いとされています。
それぞれの旬を生かし、食材の美味しさを引き出しながら、お食事から健康作りに励みたいと思います。
そして、そのお料理に合わせてお肉に使う油をチョイス出来るような素敵な女性を目指します!(笑)
2020年02月1日
皆さんこんにちは!
ちまたではインフルエンザの流行の兆しを見せていますが、皆さんいかがお過ごしですか?
今回ですが、歯周病の評価について話したいと思います。
細かい評価方法はいくつかあるんですが、大切なことは
- ポケットがどの程度か
- 出血があるか無いか
- 歯が揺れているかいないか
です。
まず歯周ポケットの深さですが、歯周ポケットが深いとそれだけ菌の隠れ家が多いということです。
歯周病の隠れ家が多いと歯周病が治り難くなりので、注意深く歯周病の治療をつづけなければいけません。
ポケットが深くなるとその分だけはの周りの歯を支える骨がなくなって行きます。
支える骨が無くなると歯が揺れ始めます。歯が揺れ始めると不快感や噛むと痛いなどの症状が出てきます。
こうなってくると歯周病の治療ではどうしようもなく無いので、抜歯という事になってしまいます。
なので歯周病は症状が出てからでは遅い事が多いので、専門的なところでの定期的な管理が必要でなのです。(このブログでは何度も言ってますね)
最後に出血です。出血があるという事は、軽い炎症があるという事です。
血というのは、栄養分が豊富で、これは歯周病菌などの餌になって菌が増殖するのを助けてしまいます。
なので出血があるところは今から悪くなる可能性があるので、注意深くセルフケアが必要なのです。
いかがでしたか?
この説明を読んで歯科衛生士の説明がより分かりやすくなれば幸いです。
何か質問があれば当院のスタッフまで遠慮なくして下さい。