2020年01月26日
寒い日が続いていますね。毎朝布団から出るのが大変です、、、
本日は、『親知らず』についてお話します。
当院は毎月たくさんの新しい患者さんが来院されますが、その中でもこの親知らずについての相談は少なくありません。
・親知らずが生えてきて痛い
・親知らずって抜いた方がいいの?
・他の病院では抜かなくて大丈夫と言われた
などなど。
親知らずの生え方については個人差があり、一概に抜かなくて大丈夫、抜いた方が良いとは言えずに、その人に合った方法をご提案させていただくという形です。
一般的には、
・親知らずは歯磨きしにくいため、むし歯になりやすい
・親知らずと一緒にその手前の歯までむし歯になりやすい
・まっすぐ生えておらず、横向きに生えてきていたり、生えかけの時期は特に親知らずが原因で腫れる、痛いなどの症状がでやすい
などの悪い影響があります。
特に海外の方と比較すると、日本人は顎の骨が小さいため、下の親知らずが横向きに生えてしまうケースがとても多く見られます。
また、上の親知らずは簡単に抜歯できることが多いのに対し、下の親知らずについては生え方にもよりますが、上の親知らずよりも注意が必要なため、場合によっては口腔外科のある大型病院へ紹介させていただく場合もあります。
私個人の意見としては、親知らずは、きちんと生えていて、むし歯にならないように自分でしっかり歯磨きできているなら抜かなくてもOK。
むし歯になっていたり、生え方がおかしい場合については、他の歯に与える影響や腫れてしまう可能性も考えて、なるべく抜歯をオススメ致します。私自身も親知らずは4本とも抜歯済みです(^^)
親知らずは生まれつき生えてこない人もいますので、いずれにしても親知らずについてお悩みの方や心配な方は、まず一度当院へご相談ください。
2020年01月23日
こんにちは、歯科医師の伊藤です。
先日、根管治療という歯の根の治療のセミナーに参加してきました。
歯の中には神経や血管があります。
大きな虫歯が歯の神経の入っている部分まで達してしまうと歯の神経を抜かないといけません。
歯の神経を抜いた後は、根管治療という歯の神経が入っていた部屋を綺麗にする治療が必要です。
その根管治療を疎かにしてしまうと、細菌が歯の根の中に侵入し、せっかく治した歯が再感染を起こしてしまいます。
そのため、根管治療は歯にとって非常に大切な治療です。
歯の神経が入っている部屋は非常に複雑な構造をしています。
トンネルのようか細い形状をしていますが、何本にも分かれたり、大きく湾曲する場合もあります。
私達歯科医師にとってこの複雑な構造を綺麗にする根管治療は非常に難しい治療の一つです。
この湾曲した根をきれいにするために必要な器具がニッケルチタン製のファイルと呼ばれる細い器具です。
この器具が湾曲したトンネルの様な構造内を綺麗にしてくれます。
ニッケルチタンにはしなやかさがあり、湾曲したトンネル内に入れてもその形に合わせてしなやかに変形してくれます。
また、形状記憶という性質も合わせ持ち、形が元に戻るため、治療として使用するには最適です。
難しい根管治療には必須の器具と言えるでしょう。
今回はこのニッケルチタンファイルがより進化して新しく発売されたため、セミナーを受講してきました。
非常に使いやすく、治療効率も上がり、器具も破折しにくいため患者さんにも大きなメリットがあると感じています。
時代の変化とともに良い器具がどんどん発表されているので、アンテナを張って良いものは積極的に取り入れていきたいと思います。
尾島デンタルクリニックでは、患者さんにとっても歯科医師にとっても大変な根管治療をなるべく負担が少なくきれいに終えられるよう努力していきますので、お困りの方は是非ご相談下さい。
2020年01月19日
こんにちは、歯科医師の嶋崎です。
昨年、私の応援しているザスパクサツ群馬がJ2に昇格しました!
最終節まで目の離せない展開が続き、ヒヤヒヤ、ドキドキの連続でした。
けが人が続出し、チームの勝ちもなかなかつかない中、最終的に昇格を決めることができてほっとしました。
今年度もザスパクサツ群馬を応援していきたいと思います!さて、今回も前回に引き続きマウスピース矯正についてお話をしようと思います。
今、私はゴールの1/3枚目までやってきました。
まだ半分にも達していませんが、ここまで来ると、だいぶ歯並びが変わっています。
上の顎に関して、私はいわゆる八重歯だったのですが、いまは八重歯の面影が消えつつある状態にまでなってきました。
マウスピース1枚目の頃と、現在の歯並びを比較すると、こんなに動くんだと感心してしまいます。
これをみるのが楽しみで今後もマウスピースを忘れずに着用しようと思えます。
また、マウスピース矯正をはじめて私が失敗してしまったことがあります。
それは、飲食店に行った際にマウスピースのケースを持ってくるのを忘れてしまい、紙ナプキンに一時的に包んで置いたことです。
食後、その紙ナプキンを持って帰るのを忘れて帰宅してしまい、マウスピースがないことに気づき慌てて飲食店に戻りました。
飲食店の店員さんもマウスピースは見てないとのことで、食事の席をしばらく探しましたがありませんでした。
しばらくすると厨房の方から店員さんが、紙ナプキンごとゴミと間違って片付けていたことに気づき持ってきていただき、事なきを得ました。
マウスピースを変えて日が浅かったので助かりました。
みなさんも、紙ナプキンやテッシュにくるんでおくと間違って捨ててしまうこともあるので、必ずケースに入れるようにしましょうね。
マウスピース矯正に興味がある方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。
2020年01月13日
こんにちは。歯科医師の平形です。
先日、上野で開催されている「ミイラ」の特別展に出かけてきました。世界から貴重なミイラが何点も運ばれていることもあり、平日でしたが大変込み合っておりました。
やはり職業柄、ミイラさんたちのお口の中が気になってしまうものですが、実は歯は重要な資料のようでした。
そのミイラさんの年齢、いつ頃のものなのか、どのような保存状態だったのか、など様々なことを判断するのにとても役立つということでした。
確かに、実際、毎日たくさんの方々のお口の中を拝見しておりますが、100人いたら100通りで、同じ状態の人はいません。
歯ブラシは歯磨き粉も、一人一人合うものがあります。尾島デンタルクリニックの歯科衛生士たちは、皆さんとお話させていただいて、オススメのものを紹介してくれます。
ぜひ相談してみてください。
せっかく上野に行ったので、動物園にも行ってきました。
肉食動物と草食動物のお口の構造も役割に合わせて全然違うんです!
私が1番衝撃的だったのは、ペンギンのお口の中ですが(笑)、何か機会がありましたら、調べてみてください。
2020年01月11日
こんにちは。
本日は痛くなかった歯にも関わらず、治療後に「しみ」「痛み」が出てくるケースについてお話しします。
*色々なケースがありますが、今回は「神経のある歯でむし歯が深かったケース」についてです。
当院にも、他院で「治療したせいで痛くなった」とおっしゃる方がいらっしゃるケースも多いのですが、ほとんどのケースは歯科医師がきちんと治療をした結果であることがほとんどです。
決して、「むし歯が残っている」「削りすぎた」などというわけではないので、ご安心下さい。
むし歯が広がっていて神経にかなり近い状態であるむし歯は、治療後の歯は、神経が近くなった分だけ口の中の刺激が神経にすぐ伝わります。
これが、治療後歯がしみる理由の一つです。
ただし、これは「第二象牙質」ができればしみにくくなります。
ですが、むし歯が神経にかなり近い歯の場合は、治療後も刺激が強く、第二象牙質の効果が及ばず、神経がやられてくることがあります。
治療をしなければ良かったという人もいるかも知れませんが、こういった症状が出てくるむし歯は治療を先延ばしにした際は、むし歯の菌に神経がやられてきます。
その際には「何もしなくても痛い」ような痛みが出てくるので、やはり治療は早くしたほうが良いのです。
では、感じている「しみによる痛み」がどうなるかです。
第二象牙質が出来てきて痛みがなくなるのが先か、刺激で神経がやられるのかが先になります。
第二象牙質によってしみなくなるまでの期間は、歯の状態や人により違います。
1~2週間から半年ぐらいまで様々です。
ですが、「温かいものでしみる」「何もしなくても痛い」といった刺激が出るほどの深さだった場合は、第二象牙質の効果に期待できないことも多いです。
その際はC2ではなく、C3として歯の神経の処置を行う必要があります。
また、日常生活のなかでしみや痛みに耐えられない時は、神経の処置を行う場合もあります。
神経の処置を行えば、感じている「しみ」「痛み」はなくなることがほとんどです。
我々歯科医師は、なるべく弱っている神経であっても、その後の回復を期待して神経を簡単には処置しません。それくらい歯の神経は大事なものです。
むし歯の処置後にしみるというのは、ほとんどのケースが歯科医師が一生懸命、患者様の神経を極力温存しようとした結果であることがほとんどです。
その点をご理解いただけると、歯科医師の一人として非常に嬉しく思います。
2020年01月7日
こんにちは。すっかり寒くなってきましたね。
皆さん風邪などは引いてないですか?
今回は歯周病の中でも特殊な歯周病の例を紹介したいと思います。
まずは親知らずの歯周病です。
「時々親知らずが痛くなることがあるんですけど」と来院される人の大半がこれです。
これは親知らずと奥歯の間に汚れが溜まることで起こります。
歯周病だけだとまだ良いですが、奥歯と親知らずの間がむし歯になっている事もあります。
こうなると治療法としては親知らずの抜歯という事になります。
親知らずを抜くと抜いた所は穴ぼこになるので、そこは深い歯周ポケットとして残る事もあります。
なので奥歯の遠い方はよく歯ブラシをしないとむし歯になったり、歯周病になったりするのです。
次に特殊な歯周病はインプラントの歯周病です。
インプラントはむし歯にはなりません。ですが歯周病にはなります。むしろ自分の歯と違い免疫が無いので歯周病には自分の歯よりも弱いと言えます。
なのでインプラントをするには自分で歯ブラシをしっかり行うことが出来ないと植える事が出来ないのです。
ただインプラントは現在ある治療法の中でベストな選択肢であることは変わりありません。
むしろデメリットは歯周病になるって事ぐらいで他の選択肢にはデメリットが多くあります。
(詳しくは別の機会に書きます)
インプラントが歯周病になると通常の歯と同じように抜け落ちてしまいます。
なのでインプラントを植えたら安心ではなく、しっかりセルフケアを行わないとですね。
今回は少し難しかったかもしれないですが、特集な歯周病について紹介しました。
何か質問があれば遠慮なく当院の歯科医師、スタッフにして下さい。
2020年01月4日
あけましておめでとうございます。
歯科医師の林崎です。
現在、尾島デンタルクリニックは年末年始のお休みを頂いておりまして、1月6日(月)からの診療開始とさせていただいております。
年末年始のお休みに関しましては、当院は人数も多く大型の歯科医院ということから、年末年始も休みをあまり取らずに交代制で行っていると思われることも多いのですが、当法人の方針として世間が休んでいるときは休むという方針であります。
当院も5年ほど前までは当院も休みは4日ほどでした。
昨今の働き方改革ではありませんが、家族のいる歯科医師、スタッフのことを考えると世間が休みの時はクリニックも休みにすることが大事と考えております。
久しぶりの友人などと会うのも楽しみにしたり、ゆっくりと旅行や寝正月で過ごすのも人生において大事なことではないでしょうか?
私も所属しております太田新田歯科医師会で年末年始も休まずに休日歯科診療も行っておりますので、そのお力も借りつつ休ませていただいております。
休んだ分、しっかり勉強して診療を行うことで地域の皆様に貢献できればと考えております。
2019年はクリニックの増設も行い、セレックシステムやマウスピース矯正の光学スキャンなどはもちろん、細かい機材も含めると本当に大幅な設備投資を行いました。
また、歯科医師、スタッフが勉強会や資格取得で全体的なレベルアップができた1年だったと思っております。
2020年は4月に大幅に人員も増えて2019年に整えた下地に上乗せしていくことになります。
急激な成長をしていることや、常に新たな取り組みを行っているため、通われている患者さんにはバタバタしている印象を与えてしまうこともあるかと思いますが、温かな目で見守っていただければと思っております。
2020年もどうかよろしくお願い申し上げます。