2019年11月23日
こんにちは、歯科医師の鈴木です。
気づけば秋も終わり、冬に入ってきましたね。
毎年エントリー群馬県民マラソンも無事に完走できました。
今年も例年通り練習しませんでしたが、怪我せずに10km走りぬきました。笑
さて、尾島DCには様々な医療機器があり、このコーナーでもいろいろご紹介していますが、今回は『CCDカメラ』をご紹介します。
このカメラ自体は特にものすごい機能が備わっているわけでもなく、普通にお口の中を撮影するためのカメラなのですが、日々の診療でとても役立っています。
僕がみなさんのお口の中を治療させていただくにあたって一番気をつけていることは、
『わかりやすい説明』
です!
お口の中って自分では見ることが出来ないし、「今日はむし歯治療しましたからね」っと歯医者さんに言われても、実際に自分の歯がどうされたのかわからないし、不安と思った経験はありませんか?
そこで、このCCDカメラの出番です!
例えば、
①削る前の歯の状態
②削ってる途中の歯の状態
③むし歯を取り終わった歯の状態
④削ったところに詰め物をした状態
など、その都度写真を撮っておき、その日の治療終了時にその写真を見ながら説明させていただくことで、みなさんがご自身の歯がどのように治療されたのかを具体的にイメージ出来るようにしています。
むし歯になっている歯の状態をご自身の目で確認していただくことで、
「うわっ!真っ黒になってる」
「こんなに大きなむし歯になってたのか…」
「またむし歯になったらどうしよう」
「他の歯は大丈夫かしら?」
「今日からこの歯を特に気をつけて磨かなきゃ」
など、びっくりされる患者さんが多くいらっしゃいます。
なかなか見ることが出来ない自分の歯だからこそ、尾島DCに通ってくださっている患者さんには、自分の歯がどうなっているのかをきちんとわかっていただきたいのです。
今までご自身のお口の中をよく見たことがないという方は、ぜひ尾島DCに来てみてください。きちんとお口の中の状態をご確認いただけると思います。
2019年11月17日
こんにちは、歯科医師の林崎です。
冬が近づいてきましたが、風邪などひかずにお過ごしでしょうか?
今回は「親知らずについて」のお話をさせていただこうと思います。
実際に患者さんとお話ししていて、よく聞かれることやお話しして驚かれることを書いていきます。
1.生えてくる時期
人によって差はありますが、生え始めてくるのは20歳くらいが多いです。
もちろん24歳や28歳で出てくることも多いです。
時々、14歳などで親知らずが出てきたという方もいらっしゃいますが、さすがに親知らずではなく、前からは数えて7番目の歯である第二大臼歯の可能性が非常に高いです。
ちなみに第二大臼歯も生えてくる途中に歯肉が腫れたり痛くなることも多いので、その際はご相談ください。
2.全員が生えるわけではない
実は親知らずは皆が生えてくるわけではありません。
上下左右の4本が生えてくる人もいれば、下左右の2本だけが生える人もいれば、4本全く生えてこない人もいます。
生えてくるのが良いのか、生えてこないのが良いのかと聞かれることもあるのですが、難しいところですね。
まっすぐ生えてきて親知らず同士がかみ合うのであれば良いですが、斜めや横に生えてくるのであれば、役に立つことはほとんどないので、無いほうが良いかなと個人的には思います。
ちなみに私自身は親知らずが4本とも生えていません。
これだけ親知らずの本数を抜いているのですが、自分が親知らずを抜いたことが一度もありません。
「良いですね」と言われることが多いのですが、個人的には抜歯する感覚や気持ちをわかったほうが歯科医師としては良いのかなと思っているので、無いことは残念です。
親知らずの話は次回に続きます。
親知らずで悩まれたり、困った際には遠慮なくご相談下さいね。
2019年11月14日
こんにちは、歯科医師の伊藤です。
当院のブログをご覧頂きありがとうございます。
今回は趣旨をかえて、患者さんからは分かりづらい「私の治療のこだわり」についてお話ししたいと思います。
同じ歯科治療でも精密にこだわって行うことで歯が長持ちしやすくなるため、精密な歯科治療を行うことが大事だと考えています。
【こだわり1つ目】
全ての診療に拡大ルーペを使用しています。特に私が使用しているルーペは6倍の拡大率があるため、裸眼では見逃しがちなわずかなズレや虫歯も見逃すことがありません。
ルーペを使用することで治療精度が格段に上がります。
【こだわり2つ目】
虫歯の取り残しをゼロにします。
皆様は虫歯と聞くと黒いイメージを浮かべるのではないでしょうか?
実は、黒い虫歯以外に見た目には分からない白い虫歯も存在します。
そのため、虫歯の取り残しが無いかを調べるための染色液というものがあります。
染色液で染まる部分が虫歯です。私は染色液で虫歯の有無を数回に分けて確認しております。
先程述べたルーペと染色液を数回使用することで虫歯の取り残しを無くすことを徹底しています。
【こだわり3つ目】
歯の神経の治療を根管治療といいます。虫歯が神経まで達してしまった際には根管治療が必要になります。
根管治療で注意しなければいけないことは歯の中に新たな細菌を感染させないことです。
そのためには根管治療の回数を増やさないことが大切です。
根管治療を行う際、根管内に細菌を含んだ唾液が入らないように防湿と呼ばれる処置を行いますが、根管治療が長引くほど感染リスクも高まります。
そのため、必要な治療をなるべく早く行うことを心がけています。
【こだわり4つ目】
型取りの際に精密な型取りができる工夫をしています。
患者さんからは分からない部分ですが、型取りにもコツがあります。
歯茎が大事な部分に重なってしまっていることもたくさんありますし、わずかな出血が邪魔をして型取りがうまくいかないこともあります。
型取りを精密に採ることは被せ物の寿命に直結します。
そのため、歯茎を重ならせないようにして型取りを行なったり、出血させないようコントロールをして精密な型取りを行なっています。
【こだわり5つ目】
その方に最適な治療計画を考えています。
お口の中の状況は患者さんごとに変わります。
また、生活背景も変わります。患者さんとしっかり相談をしてその方にとってベストな治療が提供できるようこだわっています。
今回は5つ程に絞って私の治療のこだわりについてお話しさせて頂きました。
通って下さる患者さんのお口をなるべく効率的に健康になれるよう、またその状態が長く続くよう日々診療を行っております。
お口のことでお困りの方は是非ご相談下さい。