2019年08月19日
こんにちは。
歯科医師の平形です。
よく治療時に患者さんからお尋ね頂く中に「お気に入りの歯ブラシはあるんですか?」や「歯ブラシにはこだわりあるんですか?」といった質問があります。
答えはもちろんYESで、尾島デンタルクリニックに勤めている歯科医師をはじめ、スタッフそれぞれが自分の歯ブラシにはこだわりがあるでしょう。
私は、歯ブラシとフロスを使い、歯磨き粉も2種類を使い分けています。
尾島デンタルクリニックでは、患者さんお一人お一人に、担当の歯科衛生士がおり、お口の中の状態を見させてて頂いております。
お口の中も、人によって歯の本数も歯並びも違いますし、年齢による変化も考えられます。また、虫歯になりやすい人もいれば、歯周病が進行しやすい人もいることでしょう。
つまり、その人によって、オススメの歯ブラシは変わってくるわけです。
さらに、オススメの歯磨き粉や、歯間ブラシ、フロスなどの補助器具も、患者さんによって違ってくるのです。
(ちなみに私は猫と暮らしていますが、猫の歯磨きもこだわっています。笑)
我々は皆さんに合った、歯磨き道具をご提案させて頂いております。
せっかく毎日歯磨きするなら、ご自身にマッチしている歯ブラシや歯磨き粉でしていきませんか?
今度尾島デンタルクリニックにいらした際には、ぜひ我々スタッフにお声がけください♡
2019年08月2日
こんにちは。
歯科医師の林崎です。
私は普段、尾島デンタルクリニックだけでなく、色々な活動もしているのですが、その中に太田市の健診事業などのお仕事もしております。
いわゆる太田市の乳幼児健診などです。
私は先日も尾島保健センターで1歳6か月健診(1歳半健診)を行ってまいりました。
色々な悩みを抱えているお母様がいらっしゃって、少しでも力になれたらという気持ちとむし歯もない白い歯の乳幼児を診るとホッとした気持ちになります。
・・ほぼ全員のお子様が泣いてしまいますが・・。
そして私自身も、なかなかこんな人数の乳幼児を一気に診ることはないので、毎回とても勉強になります。
1歳半だとむし歯になっている子というのはほとんどいなくて(ほぼ0人でした)、どちらかというと、「歯並び」「受け口(反対咬合)」「歯肉炎」などのほうが気になります。
1歳半の時点で将来的に歯並びが悪くなりそうだなぁと思う子もいます。
特に受け口の子は保護者の方も気になるようで、色々と聞かれますが今の時点ですぐに矯正歯科としてできる対策はありません。
ですが、やみくもに「様子を見る」だけではなく、場合によっては4~5歳くらいになっても受け口だったときには手は打つべきかと個人的には思います。
他に目立つのは「上唇小帯」というものですね。
詳しい説明は省略しますが、こちらは気づかない保護者の方も多く、将来的な歯並びなどにも影響しますので、気になる方はかかりつけの歯科医院にご相談くださいね。
2019年06月22日
こんにちは、歯科医師の伊藤です。
皆様、歯と健康の関わりについて考えたことはございますか?
先日私は、認知症と口腔ケアの関わりに関する本を読みました。
歯科医院の受診で歯周病を予防・改善することが脳の老化防止につながるという内容の本でした。
歯のケアは認知症だけでなく、誤嚥性肺炎、糖尿病、動脈硬化、脳梗塞や心筋梗塞などの全身疾患リスクを下げて健康寿命を延ばすことにも繋がると言われています。
医歯学生が生理学の授業で習うものに、ホムンクルス図というものがあります。
この図は脳が体のどの部分と密接につながっているかを表しています。
この図では、顔や口の領域だけで半分近くを占めており、歯のケアで口を刺激すると大脳の広い範囲に影響が及ぼされることを示しています。
したがって、全身の健康を考える際、歯科治療は大きな役割を担っていて、近年では人々の健康を守るために医科歯科連携の重要性が叫ばれています。
35歳以上の方に増えてくる歯の病気に歯周病があります。
若い頃は免疫力も高く、歯周病に対して抵抗してくれていたものが35歳以降から免疫力の低下とともに歯周病が進行していきます。
つまり、35歳以降は歯のケアをより考えていかないと、歯周病が進行し、全身の健康に重要な口腔の健康が損なわれていきます。
今までは歯磨きだけで済んでいたものが加齢と共に専門家による検査や治療が必須になってくるのです。
お口の健康を守ることが全身の健康にもつながるため、是非一度歯科医院を受診してみて下さい。不安が多い方でも不安な部分を一つ一つ解決していきましょう。
当院では口腔の健康を獲得し、しっかり咬むことで脳を活性化し、健康寿命を延ばせるよう精一杯取り組んでいます。
是非皆様のご来院をお待ちしております。
2019年05月26日
こんにちは。
食べることが大好きな歯科医師の今野です。
みなさんは「噛みんぐ30(カミングさんまる)運動」をご存じですか?
これは厚生労働省の提唱している運動で、一口30回以上噛むことを目標としています。
30回というのは、窒息防止や五感での味わいを考慮し、従来から噛む回数の目安とされています。私も幼い頃、母に「30回噛みなさい!」と育てられたものです。
しっかり噛んでものを食べることでたくさんの良いことがあります。
①左右の歯でバランスよく噛むと、唾液がよく出るので、汚れが付きにくくなります。
②よく噛むことは消化吸収を助けます
③ホルモン分泌が高まり、食欲が抑えられます。
④ゆっくり味わうことでうす味・少量でも満足感が得られます
⑤高齢者の方やお子様では特に、窒息予防になります。
⑥よく噛むことは脳の広い範囲が活動する運動であることから、脳の活性化になります
⓻心の満足度が得られストレス防止になります。
じっくり噛むことは食べ過ぎを抑制するだけでなく、噛むことによって得られる満腹感は、満足感をもたらしてくれるので、リバウンド防止にもつながると言われてます。
近年、欧米型の食品の普及により、やわらかい食品が日本人に好まれるようになりました。そのような食により、次第に噛む回数も減りつつあるようです。
一方で、玄米や雑穀は食物繊維やミネラルが豊富で、健康に有益であると年々評価が高まっています。雑穀や大豆、野菜を用いた伝統的な日本食は、咀嚼回数が自然と増える健康食です。
健康な歯を保って、歯ごたえのある日本食を楽しくじっくり味わい、みんなで健康になりましょう。
ここで、「だらだら食べはむし歯になると聞いたけど…?」と思った方、おっしゃる通りです。
グミやキャラメルなどをいつも口に入れているようだとむし歯になってしまいますね。何でもゆっくり食べればよいという訳ではありません。
来月は、むし歯になりやすい食べ物・食べ方についてお話します。
ここまで読んでくださってありがとうございました。