食生活の改善で、歯ぎしり・食いしばりが治る?|太田市の歯科医院
2023年12月12日
こんにちは。歯科医師の深谷です。
だんだんと寒くなってきましたが体調に気を付けていきましょう。
今日は食生活と歯ぎしり・食いしばりについてお話をします。
歯がかける、起床時にあごがこわばっている、夕方になると頭痛がする等の経験はありませんか?
これらの症状が頻繁に生じる方は、歯ぎしり・食いしばりをしている可能性があります。
そもそも歯ぎしり・食いしばりはブラキシズムと呼ばれ、以下の3つに分類されます。
1.グラインディング:歯をギリギリ擦り合わせること
2.クレンチング:歯をグッと食いしばること
3.タッピング:歯をカチカチ噛み合わせること
上記の歯ぎしり・食いしばりがあると以下の健康リスクが高まります。
1.歯がかける
2.虫歯、歯周病
3.顎関節症
4.頭痛、肩こり
歯ぎしり・食いしばりは、お口の健康だけではなく、全身の健康にも悪影響を及ぼすため、早期に改善することが重要です。
歯ぎしり・食いしばりを生じる主な原因はストレスと言われていますが、普段の食生活も影響しています。
特に就寝前に糖質の多い食事を摂るとリスクが上がります。
就寝前に糖質の多い食事を摂ると、食後に上がった血糖値が睡眠中に一気に下がります。
それを回復させるためにアドレナリン等のホルモンが分泌され、血糖値が一気に上がり、血糖値の乱高下が起こります。
これがストレスになり、交感神経が優位になって、歯ぎしり・食いしばりの原因になります。
歯ぎしり・食いしばりの改善のためには、まず、普段のストレス度合いをチェックし、生活習慣の改善が必要です。
それに加えて、食事内容や食事のタイミングを見直していきましょう。
これらを意識することで、歯ぎしり・食いしばりだけでなく、全身の健康状態の改善にも繋がっていきます。
当院では管理栄養士による栄養指導もおこなっております。
ご自身だけでは改善が難しいと感じる方は、是非ご来院ください。