お子さんのお口、開いていませんか?
2022年10月15日
こんにちは。歯科医師の西澤です。
少しずつ寒くなり、何となく鼻が詰まっているように感じる日もでてきました。
鼻で呼吸がしづらいとどうしてもお口で呼吸してしまいますよね。
テレビを見ているとき、ゲームをしているとき、勉強をしているとき、お子さんのお口、開いていませんか?
お口が開いていると、お口が乾燥して虫歯ができやすかったり、風邪をひきやすかったり、様々な影響が出てきますが、実は歯並びにも影響してくるのです。
メカニズムを説明していくと、歯は唇と舌のバランスで均衡が取れた場所に歯が並んできます。
お口が開いていると唇の力が弱くなる、舌がダランとして下の歯に付くので、上顎は唇に押されて前方に成長せず、下方に成長してしまうので鼻の下が長いような、よくガミースマイルと呼ばれるようなお顔になってしまうことがあります。
お口が開いてしまう根本的な原因としては、唇の筋肉が弱い、鼻炎でそもそもお口でしか呼吸ができない、猫背で肺が大きく膨らまないので一気にたくさん酸素が吸えて楽な口呼吸になってしまう、など様々です。
根本的には舌やお口まわりの筋肉の使い方を知らないだけであることが多いので、正しい使い方を学習できれば改善することができるかもしれません!
お子さんの成長が残っている時期に正しい使い方を学ぶことができるとより効果が出やすく、大人になっても忘れずに定着して、長期に渡り歯並びも安定しますので、お子さんのお口が開いている瞬間を見かけた方は早めにご相談下さい。