根管治療中の腫れ
2020年11月27日
こんにちは、歯科医師の嶋崎です。
先日、外出している間にカバンの中に入れておいたマウスピースのケースを愛犬に取り出され、ボロボロにされていました。マウスピース本体は装着していたので無事でした…
ご自宅で、犬や猫を飼われている方は、矯正装置や取り外しの歯(ケースも含めて)にいたずらをされないように注意しましょう!
さて、今回は、根管治療中に起こる腫れについてお話をさせていただきます。
腫れが生じる原因は、管の中の清掃が進み、管の中にいる細菌が一時的に活発化して、管の外で悪さをするためです。
特に、根管治療が行われずに神経が死んでしまい、長年経過した歯の治療を開始したときに起こりやすいといわれています。
腫れが生じた際には、管の中から膿をだし、管の中を洗浄します。また、暴れている細菌を抑えるために抗生剤を数日間服用していただきます。
その後は、通常の根管治療同様に器具を用いて、管の中を徹底的に清掃していき、きれいになった段階で最終的なお薬を詰めていきます。
治療を開始しても、根の管の中は複雑なため、痛みや腫れを生じることがあります。
根管治療中で、悩みがある方はいつでもお気軽に質問してください。