子どもの歯磨き
2020年06月27日
こんにちは、歯科医師の嶋崎です。
だんだんとあったかくなってきましたね。
気温の変化に関係なく、手洗いうがいなどの感染対策は日々行いましょう。
さて、本日は、子どもの歯磨きについてお話をしようと思います。
お子さんの中には、歯磨きを嫌がる子もいますよね。
かといって、歯磨きをしないわけにはいきません。
基本的に、子どもが歯磨きを嫌がる理由は「こわい」、「いたい」、「ねむい」などがあります。
「いたい」に関しては、
① 歯ブラシのブラッシング圧が強い
② 歯ブラシを大きく動かしすぎている
③ 上唇小帯を指でカバーしていない
などの原因が考えられます。
また、お子さんが歯磨きを嫌がることにより、自分の歯ブラシが下手なせいだと思ってしまい、おそるおそる歯磨きを行うと、自信のなさが子どもに伝わり、より歯磨きを嫌がってしまうことがあります。
お口の中は、体の中でもとくに敏感な部分です。
歯磨きを嫌がるお子さんには、歯磨き前に顔や歯茎を優しく指で触れて、リラックスをした状態で歯磨きを始めましょう。
お子さんに優しい声掛けをしながら、時には歌いながら笑顔で歯磨きを行い、楽しい雰囲気を作り出し、お父さんお母さんが歯磨きを楽しんでいる姿をお子さんに見せることが、歯磨きを、嫌なものから楽しいものへ変えるきっかけになっていきます。
また、お子さんが大きくなってくると、自分で歯磨きを行うようになり、仕上げ磨きを行わなくなる傾向があります。
しかし、子どもの小さな手では歯ブラシをうまく動かすことは難しく、上手く磨けていないことがほとんどです。
むし歯や歯肉炎にならないためにも、10~12歳位までは、必ず仕上げ磨きを行うようにしましょう。
歯磨きの仕方でわからないことがあれば、ご気軽にご相談ください。