乳歯と永久歯の違い|太田の小児歯科
2019年05月19日
こんにちは、院長の林崎です。
すっかり季節も春になりまして、暖かくなってきましたね。
もうすぐ梅雨に入ってしまいますので、個人的には今が一番過ごしやすい時期なのではないかなと思っています。
さて、本日は知っておくと何かと便利な「乳歯と永久歯の違い」についてお話しします。
特に一人目のお子様のお口や歯のことは新米ママさんなどはとても悩むことが多いので、少しでも参考になれば幸いです。
「本数」
乳歯は全部で20本、永久歯は28本です(永久歯は親知らずを抜いた数になります)食べるものの違いもですが、歯が生える顎(あご)の大きさが違いますので、本数にはかなりの差があります。
「色」
実は色も違います。簡単に表現すると乳歯のほうが白っぽくて、永久歯のほうがクリーム色をしています。時々、「うちの子の歯が生えてきたのだけれど、色が変!」と慌てて相談に来る方がいらっしゃいますが、ほとんどのケースは単なる色の違いなので心配はいりません。
ですが、たまに形成不全といって本来の色ではないこともありますので、心配な方は遠慮なくご相談くださいね。
「硬さ・むし歯のなりやすさ」
細かい違いはいっぱいあるのですが、一番大事なことはこれです。
乳歯はやわらかく、永久歯よりもとてもむし歯になりやすいのです。むし歯かな?と思っていると、乳歯の場合は一気に深くなることがあるのは、これが理由です。
歯磨きを頑張ることはもちろん、定期的に歯医者さんで診てもらうことや、フッ素やシーラントで予防することが大事です。
もちろん、永久歯も乳歯よりもむし歯になりにくいと言っても、むし歯にはなります。特に生えてから2年くらいは歯が完全に硬くなっていないので、とてもむし歯になりやすい時期です。この時期は乳歯と同様に予防に力を入れるのが良いと思いますよ。
一生使う永久歯はもちろん、乳歯も大切な働きがありますので「抜けるから」などと思わずに大事にしていきましょう。
何か不明点などありましたら、遠慮なく来院時に歯科医師、スタッフにお聞きくださいね。