歯ぎしり
2020年03月20日
こんにちは、歯科医師の嶋崎です。
まだまだ寒い日が続きますね。
私は寒いと、すぐにお腹が痛くなってしまうので、いつもお腹にホッカイロを貼っています。みなさんも体調を崩さないように気をつけましょう。
さて、本日は、患者さんにたまに聞かれる歯ぎしりについてお話させていただきます。
歯ぎしりは、寝ている時に無意識に行っていることが多く、自分では自覚していない人が多いです。
朝起きた時に、頬の筋肉のあたりが疲れていたり、また家族に指摘されて気づくことが多いようです。
では、歯ぎしりはなぜ起こるのでしょうか。
歯ぎしりは、ストレス、遺伝、飲酒、喫煙、カフェイン摂取などが原因だと考えられています。
そして、歯ぎしりは眠りが浅い時に起こりやすいことが分かっています。ストレス、飲酒、喫煙、カフェイン摂取は、眠りを浅く原因に繋がります。
歯ぎしりによって、歯が磨り減ったり、折れてしまう可能性があります。
歯の冠の部分と根の部分に強い力がかかり、歯がくびれて知覚過敏を引き起こすこともあります。
また、歯や顎に強い負担がかかるため、歯周病や顎関節症を悪化させる可能性もあります。
歯ぎしりの改善方法としては、生活習慣を見直してみることやスプリント療法などがあります。
スプリントといわれる夜に装着するマウスピースを使用することで、歯や顎関節にかかる負担を減らすことができます。
歯ぎしりが気になる方や、ご家族に歯ぎしりをする方がいらっしゃいましたら、ご気軽にご相談ください。