金属アレルギー
2020年03月5日
こんにちは、歯科医師の嶋崎です。
寒い日が続いていますね。風邪をひかないよう防寒対策はしっかりしましょう。
さて、今回は金属アレルギーについてお話をしたいと思います。
皆さんは、金属アレルギーと聞くと何を思い浮かべますか?
腕時計やネックレスの金属に、当たった部分に皮疹が出るのを想像した方が多いのではないでしょうか。
金属アレルギーは、花粉症や食物アレルギーとは異なり、すぐに症状が出るわけではありません。
ある日突然、体の金属の許容量を超えた時に金属アレルギーを発症するのです。
歯科においても金属が使用されています。
金属を被せてたり、詰めたりした後に、唾液と金属が触れることで、金属イオンとなり唾液の中に溶け出し体の中に取り込まれてしまうのです。
溶け出すイオンが積み重なり最終的に金属アレルギーを発症し、口腔内に症状が出ることや、手のひらや足の裏にまで症状が及ぶこともあります。
症状が出てしまったあとでは、どの金属に反応してアレルギーが出ているか特定するのが難しくなってしまいますので、金属の詰め物や被せものがある方は、将来のことを考えてメタルフリーにして行くことをおすすめします。
また、今後詰め物や被せものを入れる予定の方も、金属アレルギーは自分には関係ない話だとは思わずに、金属をできるだけ入れないようにしましょう。
金属アレルギーでお悩みの方やメタルフリーを検討されている方がいらっしゃいましたらお気軽にご相談ください。