親知らずについて
2019年11月17日
こんにちは、歯科医師の林崎です。
冬が近づいてきましたが、風邪などひかずにお過ごしでしょうか?
今回は「親知らずについて」のお話をさせていただこうと思います。
実際に患者さんとお話ししていて、よく聞かれることやお話しして驚かれることを書いていきます。
1.生えてくる時期
人によって差はありますが、生え始めてくるのは20歳くらいが多いです。
もちろん24歳や28歳で出てくることも多いです。
時々、14歳などで親知らずが出てきたという方もいらっしゃいますが、さすがに親知らずではなく、前からは数えて7番目の歯である第二大臼歯の可能性が非常に高いです。
ちなみに第二大臼歯も生えてくる途中に歯肉が腫れたり痛くなることも多いので、その際はご相談ください。
2.全員が生えるわけではない
実は親知らずは皆が生えてくるわけではありません。
上下左右の4本が生えてくる人もいれば、下左右の2本だけが生える人もいれば、4本全く生えてこない人もいます。
生えてくるのが良いのか、生えてこないのが良いのかと聞かれることもあるのですが、難しいところですね。
まっすぐ生えてきて親知らず同士がかみ合うのであれば良いですが、斜めや横に生えてくるのであれば、役に立つことはほとんどないので、無いほうが良いかなと個人的には思います。
ちなみに私自身は親知らずが4本とも生えていません。
これだけ親知らずの本数を抜いているのですが、自分が親知らずを抜いたことが一度もありません。
「良いですね」と言われることが多いのですが、個人的には抜歯する感覚や気持ちをわかったほうが歯科医師としては良いのかなと思っているので、無いことは残念です。
親知らずの話は次回に続きます。
親知らずで悩まれたり、困った際には遠慮なくご相談下さいね。