セラミックの種類|群馬県の審美歯科
2019年09月13日
こんにちは、歯科医師の鈴木です。
私たち尾島DCの歯科医師、スタッフは日常的な仕事以外にも、休日は都内のセミナーや勉強会に積極的に参加して知識を深めています。
私自身もここ数ヶ月は毎週のように、都内で開催されるセミナーに参加させていただいています。中でも熱心に勉強しているのは、セラミック治療についてです。
セラミックが銀歯よりむし歯になりにくい、見た目が綺麗、体に優しいなどといったことは、みなさんもご存知かもしれませんが、一概にセラミックと言っても、実はセラミックにもいろんな種類があります。
そこで今回は、セラミックの種類について、ご紹介したいと思います。
セラミックとは、お皿や包丁などにも使われている陶材のことで、汚れがつきにくく、綺麗なことから、歯科の詰め物や被せ物としても活用されています。
尾島DCで取り扱っているセラミックもいくつか種類がありますが、大きく分けると以下の4つになります。
【ハイブリッド】
セラミックとプラスチックを混ぜた材料です。
セラミックが入っているため、通常のプラスチックの詰め物などと比べると、削れにくく、色も綺麗です。
しかし、セラミック100%ではなく、プラスチックも半分混ざってしまっているため、時間とともに色が変色してしまったり、噛む力に耐えきれず割れてしまうというトラブルも多い材料です。
【セレック】
セラミック100%で人間の歯とほぼ同じくらいの硬さをもつ材料です。
セラミックの中でも加工しやすく、作製にかかる時間も短いため、型取りからお口に入れるまでを1時間ほどの予約時間内で終えることができるので、治療が1日で終わるということが最大のメリットです。これなら仮蓋や仮歯も入れる必要がありません。
【e-max(イーマックス)】
セレックよりも硬いセラミックで、見た目も綺麗な材料です。
削り出したあとに、高温で20〜30分焼きあげなくてはいけない為、手間もかかりますが、その分透明感があり、より歯の色に近い仕上がりです。
奥歯など、噛む力がかかりやすい部位にオススメです。
【ジルコニア】
セラミックの中で最も硬い材料です。
e-maxよりも綺麗さは劣りますが、とにかく頑丈で、割れることはほとんどありません。
歯ぎしりが激しい方や入れ歯のバネがかかる歯など、力がかかりやすい歯に使用します。
というように、セラミックには種類があり、それぞれこのような特徴があります。
もしかすると「いろいろあって選べない!」という方もいるかもしれませんが、治療する歯の部位や用途によって選択が変わってきますので、尾島DCの歯科医師・スタッフが最適な材料をみなさんと一緒に考えていきますのでご安心ください!
何かご不明な点などあれば、お気軽にご相談ください(^ ^)